前回の最後に、いくら小さくても元気な会社はあるんだということ、
そしてその元気にはちゃんと理由があるということ等をお伝えしました。
さて、世の中の『元気な会社』にはどのような特徴があるでしょうか。
まず思いつくのは「他社には負けない技術」だったり、
他では真似できない「オンリーワンの商品」を持っている場合です。
自社のサービスを含めた技術や商品に絶対の自信を持っている会社ですね。
そこで働く従業員たちも、誇りを持って働いています。
すると当然社内の雰囲気も良いはずですし、皆いきいきとしていらっしゃいます。
しかし、そういった技術や商品は、一朝一夕に出来上がる訳ではありません。
今から会社を元気にするぞ!という号令をかけて一晩経つと、
翌日には目の覚めるような素晴らしい商品が出来上がってるという
(魔法のような)出来事が起こるのであれば話は別なのですが、
残念ながら現実には難しいところです。
でも大丈夫です。安心してください。
そんなマジックを待たなくても、会社を元気にする秘訣は他にあります。
それは、こういうことです。
『会社にとって良い人材を採用し、上手く育むこと』
言葉にすれば、至ってシンプルなことです。
中には「そんな当たり前のこと、うちはずっと前からちゃんとやってるよ」
と仰る方もいらっしゃるでしょう。「何を今更当たり前のことを」と。
でもよく考えてみて下さい。
今までの採用を振り返ってみて「本当に期待通りの人だったなあ」と
心の底から言える方はどれぐらいいらっしゃいますか?
採用したはいいけれど、面接の時点での印象と全く違っていたり、
なかなか思い通りに育たなかったりすることも多いのではないでしょうか。
「企業はヒトなり」とは非常に良く言われる言葉であり、
いつの時代でも普遍的な真理であると考えます。
『企業の成長は、ヒトの成長である』と言い換えることもできるでしょう。
良い人材を採用し、上手く育成すれば、会社も成長していきます。
会社が成長していく時、そこには必ず前向きな企業風土が生まれます。
前向きな企業風土は、さらなる成長と発展を会社に呼び込みます。
「良い人材の採用」
そこから全てが始まります。
さあ、あなたの会社も「元気な会社」の仲間入りをしませんか。
次回からは、良い人材を採用する秘訣や、
採用後の人材育成において大切なこと等を実例を交えて紹介しながら、
中小企業であっても不況に負けない「元気な会社」になるための
第一歩を皆さんと共に踏み出したいと思います。
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